[業態]
クロネコの物流ネットワークを利用して、大量輸送によるコスト削減を図ったショッピングモールを計画する。倉庫直結の巨大ショッピングモールはイケアやコストコなどのように有効性が実証されているが、国内企業でそれを実践している企業が未だ無い気がする。倉庫直結型ショッピングモールの要である大量輸送が実現できる企業、すなわち物流企業ヤマト運輸がこれを計画する。(ヤマト運輸とイオンなど商業関係の企業と一緒にやってもいいかも)
[コンセプト]
ー歩車分離
現状、この土地は物流の中継地点である倉庫街として利用されている。この用途を維持したまま、倉庫直結型ショッピングモールを計画するために、人工地盤を用いて歩車分離を図った。4m上方に歩行者のためのデッキを設け、歩行者は一歩も道路を横断することなく、歩道、またはデッキを利用し各地点へ移動することができる。
ー仮設構造
デッキは容易に解体することができるノックダウン式の鉄骨を用いる。そしてそれを被うアーケードはエアドーム式の膜構造とし、設置、解体が簡単にできる構造とする。
ー倉庫直結型ショッピングモール
コンビニの冷蔵棚のバックヤードから補充し店舗側から商品を買うという仕組みにヒントを得、倉庫の約3分の1をショッピングモールとし、倉庫機能を維持しながら向かいの売り場に直接補充することができるという仕組み。似たような方法はイケアやコストコが既に実践しているが、搬入路と消費者用の通路が兼用であるため大規模な搬入が閉店後しかできないなど効率が悪い。その点この冷蔵棚方式の売り場は、リアルタイムで商品を補充することができる。よって、陳列する商品の数は少数で済み、ある店舗では沢山の種類を、またある店舗では少数を展示してカッコよく演出などいいことがいっぱいあるのだ!
ー卸売市場
コストコやイケアのような、卸売市場のように小売りする形態だけではなく、実際に卸売市場をも設ける。ここでは主に販売業者向けの空間であるが、それを見学したい消費者もいるはず。また、消費者のなかでも日用買い回り品は大量に買いだめしたいときもあるかもしれない。北部の東京中央卸売り市場が生鮮食品を取り扱うのに対し、こちらは主に日用買い回り品を取り扱う。
ー仮設居住
居住空間には、物流の過程で耐用年数を過ぎたコンテナを用いる。運搬として耐用年数は過ぎても、建築物としては利用できるらしい。よって、低所得者に向けて安価に住居を提供することができる。そして、かれらの必需品もまた付近のコンテナによって屋台方式で小売りされる。これらもまた倉庫のすぐそばであるため、一般的な小売店よりも安価に買い回り品を供給することができるだろう。
ー災害
倉庫には同時に災害時に有用となる非常食なども備蓄する。50年後、自然環境がさらに過酷になっていたとすると、臨海部はたびたび水害に悩まされるかもしれない。そこで、この臨海部の中でも有明地区一帯の救命活動のためにこの地点を用いる。人工地盤のアーケードはエアドーム式であるため、空気の出口を塞げば巨大な浮き輪となる。そしてこの上で潮が引くまで人々の救命活動にあたる。また、小さいドームの方に日頃から雨水を備蓄しておけば、水害時に汚染され真っ先に問題となる淡水不足も解消することができる。

マスタープラン

中央の円付近の断面図

断面詳細

用途と動線

おまけ 東京沈没
